黎明を漂う

5年の通院期間で3回転職したアラフォー女の日記

退職

症状の悪化に加えてミスの連発。

最後は部長レベルの方まで出てこられて「今の状況をどう考えてるの?」「次はないよね?」

というようなニュアンスのことを言われると、私も頭がサーッと白くなり

「改善策を考えます」とか「申し訳ございません」としか言えず。

 

通勤中にパニック発作を起こすことはありませんでしたが、

最寄駅を降りて職場まで歩く間に良からぬことを考えていました。

割と頻繁に。

大通りだとどうしようもないけど、1本入ったあの路地歩こう。

ギリギリ車道近くを歩こう。

そのうち誰か轢いてくれないかな?

希死念慮が出てきた頃でした。

家に帰れば部屋にこもって楽になれる方法を検索。どうして「遺書」というものがあるのか?

そんなことを知ったのもこの時期でした。

 

ここまでくる前にもっと色々対策打てたはずなんですけども…その当時は考え付かないもので。

 

ある日出社直後呼び出しをくらい、違う課の責任者の所へ行くとかなりご立腹。

「もうこれで何回目か」

「またあなたが入力したオーダーにミスがあった」

「キャンペーンの割引を忘れている」

「このミスのせいでオペレーターは無駄な時間を取った」

そうですよね、無駄な時間を取らせてしまいました。

私が代わりにお客様に連絡をしお詫びします。

「私が納得する答えを言って、それまで現場には戻せない」

もう反省の弁だけではどうにもできず、対策を考えようにも頭が回らず。

「これ以上私が出社してもご迷惑をかけるだけですので、辞めます」

と伝えたらば

「そ、いつ?」

と返され「本日この時点でお願いします」

なんて言っていました…。今後のことなんて何も考えていないのに。

そこから早かったー。

あっという間にデスクに戻って、既に上司が準備していた一筆箋に退職届を書き、

自分の持ち物を片付け、いつものような挨拶だけして退職でした…。

仲良くして下さっていた隣の席の先輩にも言えず、まさか今日退職するなんて思ってもいなかったので

諸々準備しておらず、自分のデスク用品とか殆ど持ち帰れず破棄。

 

こんな呆気なく退職ってするんだ…。

暫し呆然。でも明日からここに来なくていいんだと思うとかなり安堵。

たった2ヶ月ちょいの仕事でした。

誰にも相談せず勢いで退社してしまい、「どう説明しよう」と焦っていた面もありましたが。